季節が移っていく 歯止めの効かないまま 袖が落ちて行く なんとなくのまま 其れは皐月の夕方 掻きむしった傷跡 見えるより前に 赤くなっていた 街が青に沈んでいく 冷める気配は無い 等々耐えきれずに 水を飲んでは溜息を吐く 午後の洗面所 頬で水滴が踊り落…
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